世界中で使われている痩せ薬ゼニカルの効果

「ゼニカル」の効果

 

 

やせ薬「ゼニカル」のダイエット効果は、「消化と吸収」の機能が密接に関係しているのがポイントになっています。

 

 

栄養の三大栄養素(動物が食事から摂取する)は、デンプン、タンパク質、脂肪です。この三大栄養素が身体を構成する成分となり、エネルギー源となっています。

 

 

皆さんご存知の通りのことですが、そのうちのデンプンは唾液~胃液~腸液で分解されます。同様にタンパク質も胃液~膵液で分解され小腸から主に吸収されます。脂肪は、胆汁(肝臓から分泌される)のリパーゼ(酵素)で分解されて腸に吸収されます。

 

 

ここからがミソですが、リパーゼという酵素は、身体に吸収させるための消化液の役割をして脂肪を細かくするのですが、「ゼニカル」がこのリパーゼの阻害酵素となるのです。従ってリパーゼの働きを抑えるための薬なのです。

 

 

リパーゼが充分に作用しないと、摂取した脂質は分解されないので、腸で吸収されず、その脂肪は腸をそのまま通過して便となって排泄されてしまいます。汚い話ですが、吸収されなかった脂肪分が体外に排出されるのですから、当然脂肪分を多く含んだ排便となり、油漏れ対策として生理用ナプキンなどを常に着用しておかないといけない人もいるそうです。「ゼニカル」を最初に使用した頃は、強い便意、頻繁な便意を感じることもあるようです。

 

 

つまりそれ程に脂肪分を排出するということです。しかし、こうして説明を聞くことで、薬としての効果も、なる程と納得できるのではないでしょうか。